本物の生はちみつを選ぶためのポイントは?

 

生はちみつが垂れている

 

「生はちみつ(RAW HONEY)」は、健康志向の高まりとともに人気が急上昇しています。生はちみつとは、加熱処理が行われていないはちみつのことで、そのままの栄養や酵素が豊富に含まれています。はちみつは加熱処理されることで、酵素やビタミン、抗酸化物質といった大切な成分が失われてしまうことがあります。そのため、自然のままの非加熱の生はちみつを選ぶことが、健康効果を最大限に享受するためには重要です。しかし、スーパーなどに並ぶはちみつの中で、本当に「非加熱」のものを選ぶのは難しい場合があります。この記事では、本物の非加熱生はちみつを選ぶためのポイントについて解説します。

 

1. 「生はちみつ」または「RAW HONEY(ローハニー)」と表記があるか確認する

最も簡単に生はちみつを見分ける方法は、ラベルに「生はちみつ」や「RAW HONEY(ローハニー)」と記載されているかを確認することです。多くのメーカーは、製品が加熱処理されていない場合、これを明確に表示します。「未精製」「非加熱」「天然」などの表記も、生はちみつであることを示す可能性があります。しかし、ただ「純粋はちみつ」と書かれているだけでは加熱処理されていることもあるため、注意が必要です。

 

2. 結晶化しているかどうかをチェック

非加熱の生はちみつは、自然に結晶化することがよくあります。特に気温が低い環境では、はちみつ中の糖分(特にブドウ糖)が固まり、白く結晶化することがあります。これは、はちみつが天然である証拠でもあり、加熱処理されていない証拠とも言えます。一方、加熱処理されたはちみつは、結晶化しにくくなることが多いため、結晶化が起きない場合は、加熱処理されている可能性があります。しかし、アカシアなど一部のはちみつは、ブドウ糖の含有率が低いため、結晶化しにくいという例外もあります。

 

3. 生産者や製造元を確認する

中小規模の養蜂場や、オーガニックはちみつを生産するブランドは、通常、はちみつを加熱処理せずに販売していることが多いです。大規模な商業生産では、はちみつの保存性を高めるために加熱処理が行われることが一般的ですが、小規模な養蜂家は、はちみつの自然な風味や栄養価を大切にする傾向があります。そのため、地域の養蜂家や信頼できるオーガニックブランドから購入することも、非加熱の生はちみつを手に入れる一つの手段です。

 

4. 購入先の信頼性を確認

非加熱の生はちみつを購入する際は、生はちみつ専門店で購入することをおすすめします。これらの店舗では、厳しい品質基準をクリアした商品が多く、信頼性が高いです。

 

5. 加熱処理のメリット・デメリットを理解する

はちみつが加熱処理される主な理由は、殺菌と保存期間の延長です。加熱することで酵母菌を殺し、発酵を防ぐことができます。しかし、加熱処理によって失われる栄養素も多く、特に生はちみつが持つ酵素やビタミン、抗菌物質は高温で分解されてしまいます。このため、健康目的で摂取するのであれば、非加熱の生はちみつを選ぶことが重要です。

一方で、市販の加熱処理されたはちみつは、長期間保存ができ、結晶化しにくいというメリットもあります。そのため、料理やお菓子作りの甘味料としては、加熱処理されたはちみつを使用しても問題ありませんが、健康効果を期待する場合には非加熱の生はちみつを選ぶことがポイントです。

 

6. 購入後の保存方法にも注意

非加熱の生はちみつは、その栄養価を保つために、保存方法も重要です。高温や直射日光が当たる場所で保管すると、はちみつの酵素やビタミンが劣化してしまう可能性があります。常温で、直射日光を避けた涼しい場所に保管することで、長期間そのままの品質を保つことができます。また、結晶化した場合も、湯煎で温めれば元に戻りますが、45度以上の高温で温めないように注意しましょう。

 

生蜂蜜(RAW HONEY0のラベル

 

まとめ

生はちみつを選ぶ際、加熱処理されていない本物の「非加熱はちみつ」を見分けることは、健康効果を最大限に引き出すために非常に重要です。ラベルの確認を行い、信頼できる生産者や販売店から購入することが大切です。生はちみつには、酵素やビタミン、抗酸化物質が豊富に含まれており、これらの栄養素を失わずに摂取するためにも、非加熱のものを選ぶことが理想的です。ぜひ、見分け方を参考にして、日常生活に質の高い生はちみつを取り入れてみてください。

 

著者:EIGHT CROWNS 小平 紘輝 

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